傘が二つに人影も 更けて淋しきあの流し
駕籠で行くのはお吉じゃないか 下田港の春の雨
泣けば椿の花が散る
アレ 糸の音も忍び音に 柳が泣いているわいな
【解説】
唐人お吉・・・
お吉は17才で下田奉行所支配頭取・伊差新次郎に口説かれて
異人(ハリス)の侍妾(じしょう)となり 大きく人生が
変わりました。
ハリスに仕えた期間は ほんの僅かでしたが お吉は
「唐人」と罵られ 横浜に流れ 後に下田へ戻って小料理屋
「安直楼」を開きましたが 酒に溺れて倒産。
明治24年3月27日の豪雨の夜 遂に川へ身を投げ
自らの命を絶ってしまいます。

