♪ 春風がそよそよと 福は内へと この宿へ
鬼は外へと 梅が香 そよる
雨か 雪か ままよ ままよ
今夜も明日の晩も 居続けしょ 生姜酒
♪ 逢いたさに来てみれば 酔うてそのまま寝てしまい
後は泣くやら 焦れるやら
愚痴を並べて ままよ ままよ
今夜も明日の晩も居続けしょ 茶碗酒
♪ 山谷の小舟 着いた着いた オオ着いた
待乳山風 手拭いで しのぐ
雨か霙か ままよままよ
今夜も明日の晩も 居続けしょ たまご酒
【解説】
明治中期の作である
庭の梅の香の匂ってくる部屋に、遊女と客が 今降ってきたのは
雨か雪か 「それなら居続けするだけさ」と 盃を傾ける風景を
唄ったもの。
春風が吹くと ”福”とをかけ お庭と”鬼”は外とをかけた
あそび唄で「玉子酒」は 酒と鶏卵と砂糖とを加え かき混ぜて
温めたもので 補精強腎の薬で 遊里の情景描写にはよく使われている。
posted by 美きえ at 11:29| 東京

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