2009年02月01日

わがもの

 ♪ わがものと思えば軽き傘の雪 恋の重荷を肩にかけ
    芋狩り行けば 冬の夜の川風寒く 千鳥鳴く
     待つ身に辛き置炬燵 実にやるせがないわいな



  [解説]
 1959年ころの曲。宝井其角の”我が雪と思えば軽し傘の上”と
 紀貫之の”思いかね 芋狩りとえば冬の夜の・・・”とを繰り合わせ
 このあたりは一中節を用いている。
 前半は川のほとりを急ぐ男、後半は逢瀬を待つ女と 恋の重荷を
 しみじみと唄っている。
 江戸言葉で自分の物にしたいことを”傘の雪”と言う。

 芋狩り:本来は妹許(いもがり)の事で 妻・恋人


posted by 美きえ at 00:00| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
バカもの
 ♪ 上玉と思えばかなり傘のうち 歳の重荷を厚化粧
    傘借り行けば 夜目遠目背筋冷たく 愛想なく
     人目に辛き大年増 実にやるせがないわいな
Posted by 猪口山人 at 2009年02月01日 04:09
一瞬 私の事かと思いました・・(^^;;)
最近は厚塗りしたとて かえってしわに入り込み
難儀しております(-_-;)
Posted by 美きえ at 2009年02月11日 17:02
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