浮かれ浮かれて 粋も無粋もものがたい
二本差しても柔こう 祇園豆腐の二軒茶屋、 みそぎぞ
夏はうち連れて 河原に集う夕涼み
ヨイヨイヨイヨイ ヨイヤサー
真葛が原にそよそよと 秋ぞ色増す華頂山
時雨をいとう唐傘に 濡れて紅葉の長楽寺
想いぞ積もる圓山に 今朝も来て見る雪見酒
エー そして櫓の差し向かい
ヨイヨイヨイヨイ ヨイヤサー
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[解説]
文久(1862〜1864)前後の流行で 祇園で遊んでいた儒教の学者
中島棕隠の作詞による。
京都の祇園を中心に 東山、圓山の風物を点景に詠み込み
京都らしい優美さと 落ち着いた趣を漂わせている。
祇園豆腐 :絹こし豆腐
:焼き豆腐を煮出し汁・醤油で煮て 道明寺・ほしい・
花かつおなどを置いた料理の事もいう。
みそぎ :川で水を浴びて身を清める
いとう :いやがる
東京バージョン(替歌)もあるようです。
春は花 いざ三囲や向島
色香も勝る廓の華 浮かれ烏の
粋も無粋も見返りの
日本堤の後朝に 舟で流して住吉の
禊ぞ夏は佃節 吹けよ川風 夕涼み
ヨイヨイヨイヨイ ヨイヤサ
隅田川原にそよそよと
秋の七草 虫の音に
心関屋と夕時雨
濡れて紅葉のままならで
思いぞ積もる白雪の
解けて見えたる障子舟
エー そして炬燵のぬくめどり
ヨイヨイヨイヨイ ヨイヤサ
いつもコメントをありがとうございます。
東京バージョン・・良いですね!!
覚えて 生徒さん達にも教えたいな〜と思います。。