酒か団子か 良い機嫌 用水掘りの 薄泥を
誘う雨気の 小夜更けて 月に遠音の村囃子
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【解説】
小唄の前半は、仲秋の月見と洒落た河太郎が陸に上がって
すすきをかついで南瓜畑をぶらつく所である。
「用水堀も薄どろを・・・・」は 側を流れる用水堀の音が
芝居で幽霊の出るときに使う「薄ドロの音」(太鼓だけが
かすめて打ち続ける囃子の一種)に似て 雨気を誘う南瓜畑の
中で 折から 秋の収穫を終わった後のお祭りの村囃子の遠音に
合わせて 河太郎が奇妙な格好で踊り始める所である。
雨気:雨がふりそうな気配