♪ 香に迷う 梅が軒端に匂い鳥、花に逢瀬を待つとせの
明けて嬉しき懸想文(けそうぶみ) 開く初音のはずかしく
まだ解けかぬる薄氷 雪に想いを 深草の百夜も通う恋の闇
君が情けを仮寝の床の 枕片敷く夜もすがら
[解説]
嘉永(1848〜1854)の頃に盛んに唄われた。
早春をうたいあげ、深草少将の百夜車の故事を持ってきて
恋心のゆかしさを描いている。
軒端 :軒のそば 軒の端
匂い鳥 :鶯
仮寝 :うたたね
片敷く :衣の片袖を敷いて淋しく一人で寝る
懸想文 :恋文
夜もすがら:夜のあいだずっと
2006年03月28日
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