2010年08月01日

嘘と誠・・・

 ♪ 嘘と誠の二瀬川 騙されぬ気で 騙されて
    末は野となれ山となれ 我(わし)が心は君ゆえならば
     二俣川の船の内 思いのたけを 御察し(おんさし)

 ♪ 行くも帰るも五条坂 寒さにつけて酒ひとつ 
    それが互いの縁となり 確か編み笠 景清さんと 
     清水寺の別れ路も はかない縁と 御察し(おんさし)





  [解説]
  女の哀れな心情が切々と唄われている古い端唄。

  伊達家三代の当主 網宗が 吉原三原屋の高尾太夫を 意に添わぬと
  つるし斬りにした事件を扱ったものと言われている。

  京都五条坂の遊女”阿古屋”は平家の残党の大物 平 景清の愛人
  であった。


posted by 美きえ at 12:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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