2006年08月30日

<大津絵・・・きりぎりす>

 ♪ きりぎりす 時節とて 虫売り 女衒(ぜげん)の手にかかり
    江戸町々をかごに乗り 売られて買われて 身も細る
     ほんに 思えば 苦の世界 きうり切られて 勤めの身
    親たちゃ 草葉の陰で泣く 思い切れ切れ きりぎりす
     屋敷では 軒に吊られて 泣き暮らす
      ままになるなら 飛んでゆきたや 草の宿



  
  女衒(ぜげん): 江戸時代の遊女専門の紹介斡旋人
  きうり(久離) : 永遠に縁を切る
  苦の世界   : 廓などに身を置く身


posted by 美きえ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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