一本目には池の松、二本目には庭の松、
三本目には下がり松、四本目には志賀の松、
五本目には五葉の松、六つ昔は高砂の 尾上の松や曽根の松
七本目には姫小松 八本目には浜の松、
九つ小松を植え並べ、十で豊久能の伊勢の松
この松は芙蓉の松にて なさけ有馬の松ヶ枝に
口説けばなびく 相生の松、また いついつの約束を
日を松、時松、暮れを松
連理の松に契りをこめて 福大黒をみさいな
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[解説]
松の名所を並べた歌詞で ”松尽大黒舞”として
地歌で唄われるようになった。
それが、江戸に入って大衆的な流行曲となり、
寄席などでは曲技とも言える振りを付けて唄われている。
福岡県の民謡に筑後伊勢音頭というのがあります。
その中に出てくる歌詞ですね。でも民謡は六までです。
聞いた事がありませんが 節も似ているのでしょうか?
あの、唐突ですが江戸端唄に「高砂」って
ありますか? 私は地歌の楽器を習っていて
それとは別に地唄舞のお稽古場にも行っていたの
ですが、以前舞のお稽古場で習っていた「高砂」という曲が、地歌にある「高砂」と同じかどうか、というのを知りたくて先日地歌の先生に
曲のMDを聴いていただいたところ「旋律は似たところもあるけど・・そっちのは端唄じゃない?」と言われて・・。舞のお稽古場では
この後小唄の「白扇」なども習ったので
端唄の曲が出てきても全然不思議ではないとは
思いましたが・・やはり地歌じゃないとすれば端唄なのでしょうか?歌詞は謡曲「高砂」がベースなのは地歌とまったく同じようです。
作曲者などはご存じでしょうか?おたずねする方がほかにいらっしゃらず、失礼ながら書き込ませていただきました。
端唄(江戸端唄)として存在するのかどうかはわかりませんが 小唄として唄っていらっしゃる方もいました。
また 小唄・端唄<江戸端唄を含む>は 線引きが曖昧で 民謡なども曲によっては曖昧です。
例えば この『高砂』は 『御祝儀唄』というジャンルで探されると 見つかる場合もあるかと思います。
ちなみに 民謡でも 小唄・端唄の会で唄われる事があり その場合は『お座敷唄』という括りになると思います。
とにかく どの曲であっても それが素晴らしい曲で 広く庶民に支持されれば ジャンルを超えて 例えば 小唄風に唄われたり 端唄風に唄われたりするのだと思います。
ご質問に的確にお答え出来ていないかもしれませんが ご了承くださいませ。
コメントありがとうございました!
ご祝儀唄ですか・・なるほど。
ネットで検索したところ「江戸端唄」のCD
に入っているものもあるみたいです。
「高砂」はおめでたいものでしかもメジャーでしたから
謡曲以外のさまざまなジャンルに取り入れられ、
アレンジ(謡曲が似合わない場でもこれなら歌えますよね!)されたっていうことなんでしょうね・・。
勉強になりました。