立たせ給うは船玉山 船玉 十二社 大明神
サテ 東国に至りては 玉姫稲荷が三廻へ 狐の嫁入り
お荷物を担ぐは合力 稲荷様
頼めば田町の袖摺の さしずめ今宵は待女郎
コンコンチキナ コンチキナ 仲人は真っ先
真っ黒、黒な九郎助 稲荷に包まれて
子までなしたる信田妻
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[解説]
上方の流行が明治に東京に移った。
立花家橘之助が得意とした。
19世紀前半に和歌山や大阪で流行した「祭文」が原形。
紀州の”神おろし祭文”で始められ、音無川を江戸の
それと掛け 今度は江戸 吉原周辺の稲荷社七つを
詠み込んで 荘重と軽妙 鮮やかな変化が楽しめる曲に
なっている。
待女郎:婚礼の際に花嫁に付き添って世話をする人