傘が二つに人影も 更けて淋しきあの流し
駕籠で行くのはお吉じゃないか 下田港の春の雨
泣けば椿の花が散る
アレ 糸の音も忍び音に 柳が泣いているわいな
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【解説】
唐人お吉・・・
お吉は17才で下田奉行所支配頭取・伊差新次郎に口説かれて
異人(ハリス)の侍妾(じしょう)となり 大きく人生が
変わりました。
ハリスに仕えた期間は ほんの僅かでしたが お吉は
「唐人」と罵られ 横浜に流れ 後に下田へ戻って小料理屋
「安直楼」を開きましたが 酒に溺れて倒産。
明治24年3月27日の豪雨の夜 遂に川へ身を投げ
自らの命を絶ってしまいます。
先日お目にかかった時にこの唄の話しをしましたね。
唐人お吉、勉強になりました!
いえいえ 認識できますから大丈夫です。
はい・・そうですね!!
この方は 蝶々夫人と同じように 悲劇のヒロイン・・といった感じです。
「夕暮れ」の替え歌のアンコに、二三吉さんの「唐人お吉(明烏篇)」を入れるというのは小唄勝太郎さんのアイディアだったそうです。昭和7年、銀座の柳が復活した記念に、四家文子さんの「銀座の柳」とのカップリングでレコードが発売されて、ヒットしたとのことでした。
佐藤千夜子さんの「唐人お吉(黒船篇)」、二三吉さんの「新唐人お吉」、新橋喜代三さんの「唐人お吉」など、戦前は唐人お吉の唄が多いです。もしかしたら、日本橋きみ榮さんも唐人お吉の唄を吹き込んだかもしれませんね!
話が脱線しましたが、傘が二つに人影も の部分の節回しが、私はたまらなく好きです。
ひえぇ〜〜!!
こんな貴重なお話が伺えるとは思っても見ませんでした。
メモメモ...φ(._.*)y-。o0です〜〜。。。
ちなみに師匠はレコーディングはしていないと思うのですが(見た事が無いので) でも 師匠の生唄で私は覚えました。。。(^_-)v