もとをただせば深い仲 死ぬる覚悟で来たわいな
* ハア 是非とも是非とも *
♪ 気安めか だます心か知らねども 今朝の別れにしみじみと
辛抱せよとの一言が たより無き身の力草
* くり返し *
♪ 今朝も羽織の綻びを 私(わし)に 縫えとは気が知れぬ
嫌な私に縫わすより 好いたあの娘(こ)に 頼まんせ
* くり返し *
♪ 言うならば 言わしておきなよ 何とでも
戸は立てられぬが 他人の口 浮名怖さに 切れるよな
そんなまた容易い(たやすい)仲じゃないじゃないかね
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[解説]
菜の花が種となり油に変わっていっても 蝶は恋人のように
美しい花の 昔を懐かしがって 香りを慕ってくるという内容が
しっとりと唄われている。
大正の初めに一時衰えていた流行が復活し 囃子言葉
♪ハア 是非とも是非とも が付き 多くの替唄が出来た。
”有明”というのは 古語に言う夜明けまで付けておく行燈
”有明行燈”のことを言っている。