2007年10月10日

<鬢のほつれ>

  ♪ 鬢のほつれは 枕のとがよ それをお前に疑られ
     つとめじゃえ 苦界じゃ 許しゃんせ

  ♪ 待てば添われる 身を持ちながら せいて世間を狭くする
     せかなきゃね 先(せん)越す 人がある

  ♪ 疑い晴れたら この手を離せ 他所で浮気をするじゃなし
     車もね 来ている 夜も更ける



  [解説]
  幕末から明治にかけて 多くの人に愛唱された。
  日本髪の左右側面の張り出した部分を”鬢”と言い、それが乱れたのは
  他の男に気を許したからだと 責められる様子を唄っている。

  苦界:苦悩が多い・・・この場合遊郭の事を言う。




  ♪ もしも 私が鶯ならば 主のお庭の梅ノ木で
     惚れましたとエー たった一声聞かせたい

  ♪ 袖のほころび 垣根のとがよ それをあなたに疑られ
     ついしたえ 粗相じゃ 許しゃんせ

  ♪ 雨がしょぼしょぼ 降るその中を どうしても あなたは 
     いなんすか 待たしゃんせ まだまだ 言いたい事がある

  ♪ 今朝の別れに 鳴いたるカラス 何が悲しゅうて 鳴くのやら
     いくら鳴いたとてさ 締めたえ この手が離さりょうかさ

  ♪ もしも 私が鶯ならば 主のお庭の 梅の木に たった一声サ
     惚れましたとエ〜 焦がれ鳴く声 聞かせたい

  ♪ 猫になりたや あの家の猫に 好いたお方の 膝まくら
     たもとちょいとくわえ じゃれて 口舌がしてみたい

  ♪ 今朝の別れに 鳴いたるカラス 何が不足で 鳴くのやら
     いくら鳴いたとてサ 締めたエ〜 この手が放さりょか

posted by 美きえ at 11:24| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たしか…。五大端唄の一つでは?
曲名は知っていましたが、初めて聴きました。。

歌詞が切ないですね〜。
遊郭に身を置く女性の心情、切なさを語る感じる曲ですよね。。

ありがとうございました。(^^♪
Posted by 迷也 at 2007年10月11日 21:36
迷也さま♪
五大端唄・・そうでしたか。。
あまり意識していないので わかりませんが 何となく 悲しげな歌詞が多いと思います。

1番は特に遊郭に身を置く女性を感じさせますが それ以外でも 全て他所のご主人さまに思いを寄せる切ない女心を思わせますね!!
Posted by 美きえ at 2007年10月12日 16:54
調べ直しました。。

『春雨』『夕暮』『秋の夜』『御所車』『梅にも春』

とっいうことでした。。御所車?って香に迷う…。

この曲にも、梅と鶯の取り合わせがあるんですね。
Posted by 迷也 at 2007年10月12日 19:48
梅と鶯 竹に雀 など 切っても切れない仲・・という物が 沢山ありますね!!

これも そのひとつです  
   ↓

<裏のせどや>
♪裏の背戸やに チョイト 梅植えて 梅植えて 鶯の来る様に
  チョイト 梅植えて 鶯とんまらかして ホオホケキョ
  ホーホー ホーホーホーホー ホーケキョ
Posted by 美きえ at 2007年10月13日 09:01
 これも好きな唄です!いつも端唄は二三吉さんの音源ばかりなので、美きえさんの歌声がとても新鮮です。素敵な歌声を楽しみにしています。
 「鬢のほつれ」の歌詞は、鬢の…、袖の…、雨が…の三節しか知りませんでした。
Posted by みんみん(千代の松原) at 2007年10月22日 09:42
みんみんさま♪
はい・・これからも頑張りますので 時々覗いて下さいませね!!

私もみんみんさんに教えていただける事が沢山あって 本当に嬉しく思っています。
今後とも宜しくお願い致します。
Posted by 美きえ at 2007年10月22日 10:32
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