君を松虫 夜毎にすだく 更けゆく鐘に雁の声
恋はこうしたものかいな
♪ 波の瀬に 月は今宵も 影差せど 届く瀬のなき わが思い
あだし 仇波 寄せては返す 夢見る暇も 涙ぐむ
辛い浮世じゃ ないかいな
[解説]
秋の風物に託して、恋い慕う女心を唄い上げられたもので
幕末から唄われている。
玉章:(たまずさ) 手紙
野末:野の隅 野の端
集く:群がり集まる・虫が泣く事
あだし:自分を悩ます
仇波:変わりやすい人の心
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