岩にせかれて散る浪の 雪か霙か 霙か雪か とけて浪路の
二つ文字 妻を恋しと慕うて暮らすえ
[解説]
東海道五十三次の神奈川台の茶屋で働く女性が江戸に残した
夫を慕う心を唄っている。
歌舞伎の「髪結新三」、永代橋の場で忠七が身を投げる時に
流れるのが有名。
しどなき:だらしない
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♪ 書き送る 吾が手ながらも羨まし
恋しき人の見ると思えば恥ずかしき
嘘も誠も命毛に 契いしことの判じもの
待つも幾夜の後朝に 人目の関と明烏
[解説]
こちらは 廓の女が絶えて久しく逢わぬ男のもとに、思いの丈を
述べた文を書き送る所を唄ったもの。
羨まし :思うように書けないで不満であるという意。
命毛 :筆
後朝(きぬぎぬ):「衣衣」で男女が相会った翌朝、それぞれの
衣服を着て別れること。
人目の関:他人の見る目が妨げとなって、思うようにならない
事を関所に例えている。
歌詞も端唄らしく、趣のある言葉遣い。。。
ある場所で?解説を見つけて読んでいました(^^!
でも どちらも しっとりとした はかない女性を描いています。。
解説は 私も色々なところで調べて書いていますので 同じところのをご覧になっていたのかもですね・・(^^;
確かに似ていますね!
こんな替歌もあるみたいです↓
疑るは、恋のならいと言いながら
早や明近き後朝は、涙に湿る袖の露
嘘か誠か手管の実か、割って見せたいこの思い
勤めする身は儚いものじゃえ
コメントありがとうございます。
この歌詞は 初めて拝見しました。
これもまた 何とも儚い感じがしますね!!( ┰_┰) シクシク