2009年10月15日

かっぽれ・・・

 ♪ かっぽれ かっぽれ ヨーイトナ ヨイヨイ
  
   沖の暗いのに 白帆がサー見ゆる ヨイトコラサ
    あれは、紀伊の国 ヤレコノ コレワイノサ 
     ヨイトサッサッサ 蜜柑船じゃえ 

   サテ 蜜柑船 蜜柑船じゃサー見ゆる ヨイトコラサ
    あれは、紀伊の国 ヤレコノ コレワイノサ 
     ヨイトサッサッサ 蜜柑船じゃえ 

   サテ 豊年じゃ 満作じゃ 明日は旦那の稲刈で 
    小束に絡げて ちょいと投げた 投げた セッセ 
      枕に 投げた枕に とがは無い 
   オセセノコレワイサ 尾花に穂が咲いた この妙かいな
 
   ねんねこせーねんねこせ ねんねのお守りは何処へ行った
    あの山越えて里へ行った 里のお土産(おみや)に
     何もろた でんでん太鼓に笙の笛 寝ろてばよー
    寝ろてばよー 寝ろてば寝ないのか この子はよー




  [解説]
  願人坊主が踊った(住吉踊り)中のひとつの唄で明治19年頃
  9代目団十郎が 豊年斉梅坊主から習得し 舞台にかけたのが
  後に広まった。

  タイトルの由来は
  (1)「私ゃ貴方に岡っ惚れ」が訛ったもの、
  (2)恋人同士を意味するカップルが訛ったもの、
  (3)合奏を意味する化ぺるを日本人が聞き間違えた、
  という三つの説があるらしい。

  初代豊年斎梅坊主が得意としていた。
posted by 美きえ at 10:01| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

弓張月

 ♪ 弓張月の 影暗く 通う振りして 忍んで聞けば 
    沖津白波 立田山
     夜半には 君が ひとり越ゆらん

 ♪ 寝ぬ夜の 耳に こおろぎの 
    あれも独りか 待つ身は同じ 
     辛気辛苦のおきふしを 月にも隠せ 露の裏木戸


posted by 美きえ at 08:15| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月14日

間がいいソング

 ♪ 酒は正宗 芸者は万竜 唄は流行りの 間がいいソング 
    *何て間がいいんでしょ*

 ♪ 嫌だ嫌だよ ハイカラさんは嫌だ 頭の真ん中に さざえの壺焼き
    *くり返し*

 ♪ 止めた思いが 天まで届き 居続けさすよに 降る今朝の雨
    *くり返し*

 ♪ 飛行機 にらんで 地団駄踏んで 銃剣片手に 涙ポロポロ
    *くり返し*



  【解説】
  明治の頃の世相が出ている唄だと思います。

  「酒は正宗 芸者は万竜」というのは 今でいうコピーらしく
  万竜という芸者さんは 美人コンテストで第一位に選ばれるほどの
  美貌の人だったらしいです。
  これは 「笠森おせん」さんも 同じような美貌の人で有名です。
 
  さざえの壺焼きというのは そう見える女性の髪形が流行ったそうです。
  同じものかどうかわかりませんが 「二百三高地」という髪型も
  日露戦争後に流行ったそうです。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■解説の補足です■
 ブログのお客さまである 迷也さまより 耳寄りな情報を戴きましたので
 ご紹介します。

 <万竜さんについて>

 三越呉服店が広告写真のモデル料に大枚をはたいて惜しまなかったとか・・・
 今も赤坂一ツ木通りある書店「金松堂」では、当時彼女を扱った
 絵葉書が刷るそばから飛ぶように売れたそうです。
 明治28年から昭和8年まで発行された文芸倶楽部という雑誌が
 企画した明治40年度の美人投票で9万余票を獲得してトツプ
 だったそうです。
 9万票ということは、雑誌が9万部以上発行されていたということ
 でしょうからその発行部数は当時としては凄い数字になると思います。
 客には伊藤博文を始め、当時の名士が引きも切らずの赤坂の名妓で
 あったそうで現在の大阪難波にあった富田屋の八千代さん、
 京都祇園の千賀勇さんと並んで日本三名妓(ぎ)だと明治40年
 発行の「名妓評判記」に記されていたそうです。

 <正宗について>

 いろいろ説があるようですが、一般的なのが灘の酒、桜正宗の蔵元が
 寺に参詣したおりに「臨済正宗(セイシュウ)」の文字を見て
 「清酒」と「セイシュウ」の語呂があうと思い名づけたと
 されています。
 また「名刀正宗」にあやかってつけられたとも言われています。
 当時の灘は、六甲山系の急流を利用して水車精米という技術と
 宮水という醸造に適した水のおかげで、高品質の酒を大量生産
 していて江戸に大量に輸出?するようになっていました。
 今のビールじゃありませんけど…「切れのある酒」という意味で
 正宗と名付けたといわれているようです。

 もう一つは…テレビCMでよく目にする「菊正宗」に代表される
 ように「正宗」の文字は100を超える銘柄で使われている
 そうですが 江戸時代に「下り酒」といって、上方の酒を江戸に
 輸出?していましたその際に 灘の「正宗」という銘柄の酒が
 おいしいと評判になったことから 灘の他の蔵でも同じように
 「正宗」という銘柄をつけて販売しだしましたそうすると
 日本各地の酒蔵も真似て「正宗」の銘柄を使用するようになります。

 こうなると「正宗」=高品質の酒 こんなイメージを与えることに
 なりますね。
 明治に入り登録商標にする際も、当時あまりに「正宗」銘柄の酒が
 多かったので一般名詞として登録できなくなりました。
 そこから、菊正宗、桜正宗はじめ、すべての「正宗」が「○○正宗」
 というように表記せざるを得なくなったそうです。。
  酒は正宗…とは灘の酒蔵が販売していたお酒である…そう
 受け止めることができます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・と このように詳しく教えて下さいました。
本当にありがとうございました。
また 補足することがありましたら メールにてお知らせくださいませ。
\(^_^=^_^)/ ヨロシクお願致します。
posted by 美きえ at 09:39| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月01日

筆の傘・・・

  ♪ 筆の傘 焚いて待つ夜の 蚊遣火に 
      さっと 吹きしむ 涼風や
     磯打つ潮も 粋な夜に ん〜女波男波の 夫婦仲 
      寝付かれぬ夜は なお 恋いしゅうて 
       寝かさぬ時を 思いやる


posted by 美きえ at 09:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月15日

浅くとも・・・

 ♪ 浅くとも 清き流れの かきつばた 
    飛んで行ききの 編み笠を 覗いて来たか 
     濡れつばめ 顔が見とうは ないかいな

 ♪ 浅くとも 堅き契りの 仲なれば 吹く春風に 
    ほころびし 梅を主人に 鶯の 
     初音聞きとは ないかいな


posted by 美きえ at 13:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

露は尾花・・・

 ♪ 露は尾花と寝たと言う 尾花は露と寝ぬと言う
    アレ 寝たと言う 寝ぬと言う
     尾花が穂に出て 現れた

 ♪ 雁は月夜を 粋と言う 尾花は月を 野暮と言う
    アレ 粋と言う 野暮と言う 
     恋には 野暮さえ 粋となる





  [解説]
  緩やかな曲調で 隠された愛を間接的に表現している。
  安政(1854〜1860)頃から流行した。
posted by 美きえ at 10:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

和藤内

 ♪ 千里あるよな 藪の中を どなたも 覗いてごろおじませ
    金の鉢巻 ダスキで 和藤内が 
     エンヤラヤと 捕らえしけだものは トラトラ トーラトラ

 ♪ 挑みかかりし 大トラの お札の御威徳 お伊勢さま 
    母が信心のおかげで 和藤内が 
     エンヤラヤと 捕らえしけだものは トラトラ トーラトラ

 ♪ 二日酔い酔い 酔いつぶれ なむからたんのう トラヤーヤー
    寝ぼけとぼけの 和藤内が 
     エンヤラヤと 捕らえしけだものは トラトラ トーラトラ  





 【解説】
 この唄は 『トラトラ』というお座敷遊びの時に唄われる囃子唄と
 しても馴染みがあります。

 屏風を境に 虎・和藤内の母・鉄砲(和藤内) のいずれかの
 ジェスチャーをして  トラトラトーラトラ・・と言いながら 
 お互いに見合って 勝負をつけます。
 虎>女(和藤内の母) 女(和藤内の母)>和藤内  
 鉄砲(和藤内あるいは加藤清正)>虎 という 三すくみで
 勝負がつく拳遊び。 
posted by 美きえ at 09:23| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

河太郎・・・

  ♪ ススキ担いで 河太郎 カボチャ畑を ブラブラと 
     酒か団子か 良い機嫌 用水掘りの 薄泥を 
      誘う雨気の 小夜更けて 月に遠音の村囃子




  【解説】
   小唄の前半は、仲秋の月見と洒落た河太郎が陸に上がって
   すすきをかついで南瓜畑をぶらつく所である。
   「用水堀も薄どろを・・・・」は 側を流れる用水堀の音が
   芝居で幽霊の出るときに使う「薄ドロの音」(太鼓だけが
   かすめて打ち続ける囃子の一種)に似て 雨気を誘う南瓜畑の
   中で 折から 秋の収穫を終わった後のお祭りの村囃子の遠音に
   合わせて 河太郎が奇妙な格好で踊り始める所である。
   
   雨気:雨がふりそうな気配
posted by 美きえ at 09:46| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

晴れて雲間・・・

 ♪ 晴れて雲間に アレ 月の影 差し込む 腕に入れぼくろ
    もやい枕の 蚊帳の内 いつか願いも
     オヤ もし 雷さんの引き合わせ




  【解説】
  入れぼくろ : 刺青のようなもので 恋人の名を入れる
  もやい枕  : 二人で一つの枕をする

posted by 美きえ at 08:24| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

五月雨

 ♪ 五月雨に 池の真菰(まこも)に 水増して 
    いずれが 菖蒲(あやめ)かきつばた 
     さだかに それと吉原へ ほど遠からぬ水神の
    離れ座敷の 夕映えに チョット 見交わす 富士つくば




 【解説】
 真菰 : 水辺に生息する イネ科の多年草で葉は編んでむしろを作る
posted by 美きえ at 09:22| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

すててこ

 ♪ 向こう横丁のお稲荷さんへ 一銭あげて ざっと拝んで 
    おせんの茶屋へ 腰を掛けたら 渋茶を出した 渋茶よくよく
     横目で見たらば 米の団子か 土の団子か お団子団子で
    そんなこっちゃなかなか 真打にゃなれない
     あんよを叩いてせっせとおやりよ テテコテコテコテコ

 ♪ さても酒席の大一座 小粋な男子の振りごとや
    端唄に大津絵 字余り都々逸 甚句にかっぽれ 賑やかで
     芸者に浮かれて 皆さまご愉快 お酌のステテコ 
    太鼓を叩いて 三味線枕で ゴロニャンゴロニャン
     あんよを叩いてせっせとおやりよ ステテコテコテコテコ




 【解説】
  
  谷中の笠森稲荷の茶屋で働くおせんさんが唄に唄われています。
  おせんさんは錦絵という浮世絵の新ジャンルを開拓した鈴木春信に
  描かれたという事もあり、「明和の三美人」の一人といわれ 
  今で言う アイドル的な存在でした。 
  ほかに おせんさんは小唄の ♪笠森おせん♪という曲にも
  唄われています。

  また、笠森稲荷に願をかけるときは、まず土の団子を供える
  慣しだったので土と米と両方の団子を売っていたそうです。

  ステテコとはお座敷芸で、吉原の幇間などが踊ったものだが、
  三遊亭円遊が寄席で踊り出してから人気が出た。
  曲名は、踊るときに半股引をむき出しにして踊るところから
  つけられたというが 端唄の方では『向こう横町のお稲荷さん』
  ともいう。
posted by 美きえ at 08:50| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

売名節

 ♪ 金魚を売りにやったら 売り名を忘れ 
    お酒に酔った お魚なんぞを 買わしゃませんかいな  
     *ヤレコラサ ドッコトナ*

 ♪ 炭団を売りにやったら 売り名を忘れ 
    大仏さんの目の玉なんぞを 買わしゃませんかいな  
     *ヤレコラサ ドッコトナ*

 ♪ 朝顔を売りにやったら 売り名を忘れ 
    盃じょうごの違ったのを 買わしゃませんかいな
     *ヤレコラサ ドッコトナ*

 ♪ むしろを売りにやったら 売り名を忘れ 
    乞食の絹マントを 買わしゃませんかいな 
     *ヤレコラサ ドッコトナ*

 ♪ 長持ちを売りにやったら 売り名を忘れ 
    仁王様の弁当箱を 買わしゃませんかいな 
     *ヤレコラサ ドッコトナ*



posted by 美きえ at 00:10| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

腹の立つ時・・・

 ♪ 腹の立つ時や 茶碗で酒を呑めど 呑めぬ
    呑めぬ酒なら助けてもやろうが 嫌なら粋興なおかしゃんせ
     おっと そこいらが 口説の種となる



  [解説]
  19世紀前半、上方で流行。
  文政5年頃(1808)、清元の一節に挿入されてから 
  江戸の端唄として市井に広まった。
posted by 美きえ at 14:46| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

むらさき節

 ♪ 紫の袴 サラサラ ホワイトリボン 行く先ゃ何処 
     ほんにのどかな 花の色
    上野 飛鳥山 向島 散るなら散れ散れ 
      パッと散れ 散れね パッとね

 ♪ 帰るなら 何で止めよう 止めはせぬ 羽織を着せて 
     羽織の上から抱きしめて
    家の首尾はと 目に涙 パッタリ 落ちたる 
      つげの櫛 チョイトね チョイトね

 ♪ 気は心 先の出ようで 鬼にも蛇にも なりますよ! 
     神か仏に願掛けて
    もしも添われぬ その時は 私ゃ 出雲へ
      暴れ込む チョイトね チョイトね

posted by 美きえ at 07:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

御所のお庭

 ♪ 御所のお庭に 右近の橘 左近の笹々 ふくふく らんららんら
    右大臣 左大臣 サササ 緋の袴はいたる 官女官女たちたち

 ♪ 雪はちらちら 子供は喜ぶ 大人はかじける 
     犬奴(いぬめ)は 飛び上がる
    雪をこかして サササ 箒で掃くやら 
      屋根の雪ゃ さおでかく

 ♪ 今の通りの 羅生門には 茨木童子という鬼住んでナー
    渡辺の綱の兜を サササ 掴んで舞い上がる 
     太刀引き抜いて腕斬る


  【解説】
   源頼光という大将が大江山の鬼どもを退治したが その家来の
   中で 四天王の一人といわれた渡辺の綱が 京都の羅生門で
   悪鬼をみつけ 刀でその片腕を斬り落したが 鬼は逃げた。
   綱は各地をめぐり、遂に奥州の姥ケ懐の里まで十人余りの
   従者とともにやって来た。
   その時 綱は 先に切って落とした鬼の片腕を 石で造った
   長持に隠しおいたが その鬼は 綱の伯母に化けて 
   綱を尋ねて「今、世間で評判の鬼の腕を見せてくれ」と
   しつこく頼み 綱が止むなく長持のふたを少しあけた隙に
   その片腕をさらい 囲炉裏の自在鈎を伝ってその上にのぼり
   天井の煙出しから外に逃げ出した。
   綱が刀を抜いて追いかけた所 鬼は小川を越えようとして
   すべって石に左手をついたが起き上って 遂に逃げてしまった。
   その時 手をついた跡が石に手型として残ったという。
posted by 美きえ at 08:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

京の四季

 ♪ 春は花、いざ見にごんせ東山 色香競う(あらそう)夜桜や
    浮かれ浮かれて 粋も無粋もものがたい
     二本差しても柔こう 祇園豆腐の二軒茶屋、 みそぎぞ
    夏はうち連れて 河原に集う夕涼み 
     ヨイヨイヨイヨイ ヨイヤサー
 
   真葛が原にそよそよと 秋ぞ色増す華頂山
    時雨をいとう唐傘に 濡れて紅葉の長楽寺
     想いぞ積もる圓山に 今朝も来て見る雪見酒
    エー そして櫓の差し向かい 
     ヨイヨイヨイヨイ ヨイヤサー



  [解説]
  文久(1862〜1864)前後の流行で 祇園で遊んでいた儒教の学者
  中島棕隠の作詞による。
  京都の祇園を中心に 東山、圓山の風物を点景に詠み込み
  京都らしい優美さと 落ち着いた趣を漂わせている。

  祇園豆腐 :絹こし豆腐
       :焼き豆腐を煮出し汁・醤油で煮て 道明寺・ほしい・
        花かつおなどを置いた料理の事もいう。
  みそぎ  :川で水を浴びて身を清める
  いとう :いやがる
posted by 美きえ at 11:31| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

めぐる日

♪ めぐる日の 春に近いとて 老い木の梅も 
     若柳てそろ しおらしや ん〜しおらしや 
    香りゆかしと 待ちわびかねて 笹なきかける 鶯の 
     ん〜来ては 朝寝を起こしけり さりとは 気短かな
      今 帯締めて行くわいなホーホケキョウと ひとさんじゃ

 
posted by 美きえ at 10:49| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

わがもの

 ♪ わがものと思えば軽き傘の雪 恋の重荷を肩にかけ
    芋狩り行けば 冬の夜の川風寒く 千鳥鳴く
     待つ身に辛き置炬燵 実にやるせがないわいな



  [解説]
 1959年ころの曲。宝井其角の”我が雪と思えば軽し傘の上”と
 紀貫之の”思いかね 芋狩りとえば冬の夜の・・・”とを繰り合わせ
 このあたりは一中節を用いている。
 前半は川のほとりを急ぐ男、後半は逢瀬を待つ女と 恋の重荷を
 しみじみと唄っている。
 江戸言葉で自分の物にしたいことを”傘の雪”と言う。

 芋狩り:本来は妹許(いもがり)の事で 妻・恋人
posted by 美きえ at 00:00| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

雪のだるま

 ♪ 雪のだるまに 炭団の目鼻 解けて流るる 墨衣

 ♪ 行きに寄ろうか 帰りにしようか ならば行きにも帰りにも
 
 ♪ 箱根八里の落ち葉を屋根に 乗せて三島へ 戻り駕籠




  [解説]
  明治期に 平岡吟舟の作曲した ”切れて見やがれ”が元唄。

posted by 美きえ at 08:49| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

梅と松とや

 ♪ 梅と松とや 若竹の 手に手引かれて 〆飾りならば 
      嘘じゃないぞえ 本俵 
     海老の腰とや 千代までも 共白髪 
       ヨーイ ヨーイ ヨノナカ
     良いところへ ゆずりはの でも まあ 
       明けましては 目出度い 春じゃえ

posted by 美きえ at 00:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする