2006年12月22日

<忍ぶ恋路>

  ♪ 忍ぶ恋路は さて はかなさよ 今度逢うのが命がけ
      汚す涙の白粉も その顔隠す 無理な酒




   
   [解説]
   吉原の女の 辛いやるせない恋心が唄われている。
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2006年12月21日

<奴さん>

  ♪ ハア コリャコリャ
     エー奴さんどちら行く ハア コリャコリャ 旦那あ迎えに
      さても 寒いのに供揃い 雪の降る夜も風の夜も サテ
     お供は辛いね いつも奴さんは 高端折 アリャセ コリャサ
      それもそうかいな エー ハア マダマダ

  ♪ エー姐さんほんかいな ハア コリャコリャ きぬぎぬの
     言葉も交わさず 明日の夜は 裏の窓には私独り サテ
      合図はよいか 首尾をようして 逢いに来たわいな
     アリャセ コリャサ 
      それもそうかいな エー ハア コリャコリャ




   [解説]
    人に代わって 願掛けや水垢離(みずごり)をする所から
    ”願人坊主”と呼ばれた僧が、街頭で囃して踊り 最後に
    ♪エー奴さんどちら行く〜 と お定まりのように唄った。
    それが、寄席や花柳界に広まって独立。
    大衆に大いにウケ 端唄と言えば”奴さん”と思われる
    ほどになった。


  きぬぎぬ :遊女と客が翌朝の別れを後朝(きぬぎぬ)と言った
  首尾   :都合をつける
posted by 美きえ at 10:22| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月30日

<隅田川〜雪のだるま>   

  ♪ 銀杏返しに 黒繻子かけて 泣いて別れた 隅田川
     思い出します 観音様の 秋の日暮れの 鐘の声

  ♪ 娘ごころの 仲見世歩く 春を待つよな 年の市
     更けりゃ 泣けます 今戸の空に幼なじみの お月様


     ☆雪のだるま☆

      ♪行きに寄ろうか 帰りにしようか 
         ならば 行きにも帰りにも        


  ♪ 都鳥さえ 一羽じゃとばぬ 昔恋しい 水の面
     逢えば解けます 涙の影に 河岸の柳の 春の雪


posted by 美きえ at 18:30| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

<金来節>

  ♪ すり鉢を 伏せて眺めりゃ三国一の 味噌を駿河の富士の山

      *キビス ガンガン イガイ ドンス キンモクネンスノ スクネッポ
        スッチャン マンマン カンマンカイノ オッペラポーの金来来
         そうじゃおまへんか あほらしいじゃおまへんか *

  ♪ 速撮りの ガラス写真を 裏から見れば 胸にゃ浮気の虫がいる
      * くり返し *

  ♪ 浦里が忍び泣きすりゃ みどリも共に もらい泣きする明烏
     
      * くり返し *

  ♪ 千両箱 富士の山ほど 積んではみたが 冥土の土産にゃ 
      なりゃしない
  
      * くり返し *




    [解説]
   囃子言葉が曲名になっている調子の良い俗曲で 明治21年頃
   寄席で芝楽という落語家が唄い出してから花柳界でも流行る。

   熊本県民謡「おてもやん」の原曲とも言われているが 定かではない。
   また 酒田甚句はこの曲の替唄で、囃子言葉「ハァテヤテヤ」を
   追加して唄われている。


   3番の歌詞は 歌舞伎「明烏夢泡雪」(あけがらすゆめのあわゆき)
   通称「明烏」の事を唄ったもので 吉原の山名屋の遊女浦里と恋仲の
   春日屋時次郎は、みどりという女の子まで作った深い馴染みで
   ありました。

   新内のあらすじを申し上げますと・・
   吉原の山名屋の遊女・浦里 との馴染みを 重ねている春日屋の
   時次郎は 借金が、かさんでしまい浦里の部屋に忍び込んで来たのを
   見つかって 追い出される。
   やり手婆・おかやは、浦里を雪の中で庭の古木に縛り、割り竹で折檻
   します。
   (「浦里雪責め」というサディスティックな名場面で有名ですが)
   時次郎は屋根伝いに現れて浦里を救い、手に手を取って逃げて行く
    
   ・・・という事になっています。 
posted by 美きえ at 10:36| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

<こうもり>


  ♪  こうもりが 出て来た 浜の夕涼み
      川風 さっと吹く 牡丹 荒い仕掛けの 色男
       いなさぬいなさぬいつまでも浪花の水に 映す姿え

posted by 美きえ at 18:40| 東京 ??| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月05日

<ストトン節>

 
  ♪ ストトンストトンと降る雨に18年の天津風 
     本望遂げし曽我兄弟 誉れゆかしき蝶千鳥

  ♪ ストトンストトンと降る雪の 瑶泉院にいとまごい 
     心を鬼に内蔵助 涙こらえた 南部坂

  ♪ ストトンストトンと伊賀上野 鍵屋の辻に待ち受ける
     弟数馬に助勢して 伊賀の水月又右衛門





   [解説]
  大正十三年頃流行した俗謡で、大震災以降、作曲されたようです。
  ストトン という囃子ことばが、軽快でしかも 滑稽に耳に入るので
  流行したようです。


  日本三大仇討・・
   『曾我兄弟』『忠臣蔵』『伊賀越仇討』の事を唄っている。


  『曾我兄弟』は・・・
   曾我兄弟の父、河津三郎祐泰(すけやす)が伊豆の伊東で工藤祐経
   (すけつね)の従者によって暗殺されました。
   兄の曽我十郎祐成(すけなり)、弟の曽我五郎時致(ときむね)が 
   仇討の達成をした事を唄っています。

  『伊賀越仇討』は・・・
   荒木又右衛門は伊賀の国出身で、武家の養子となる。
   彼の義弟に備前、岡山藩、渡辺数馬という武士がいた。
   数馬の弟、源太夫が同僚の河合又五郎に殺されたため、数馬は
   弟の仇討ちに行くが、そこに又右衛門が助太刀をして、伊賀、
   上野城下の鍵屋辻でみごと その目的を果たした。
posted by 美きえ at 20:18| 東京 ?J| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

<裏の背戸や>

  ♪ 裏の背戸やに チョイト 竹植えて 竹植えて 雀の来る様に
     チョイト 竹植えて 雀とんまらかして オチュチュノチュ
      チュチュ チュチュチュチュ チュチュチュ

  ♪ 裏の背戸やに チョイト 柿植えて 柿植えて 烏の来る様に
     チョイト 柿植えて 烏とんまらかして オカカノカ 
      カアカア カアカアカアカア カアカアカア

  ♪ 裏の背戸やに チョイト 梅植えて 梅植えて 鶯の来る様に
     チョイト 梅植えて 鶯とんまらかして ホオホケキョ
      ホーホー ホーホーホーホー ホーケキョ


  〔解説〕
  元唄は17世紀後半に流行
posted by 美きえ at 15:20| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月15日

<紅葉の橋>

  ♪ 紅葉の橋のたもとから 袖を垣根の言ずてに
      ちょっと 耳をばかささぎの 霜もいつしか白々と
     積もるほどなお 深くなる 雪をめぐらす舞の手や
       ヨイヨイ ヨイヨイヤサ



   [解説]
  河竹黙阿弥作詞 三世杵屋正次郎作曲
  晩秋から初冬への季節の移り変わりに風物と ちょとした人事の
  消息を絡ませたいかにも座敷唄らしい曲。
posted by 美きえ at 10:15| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

<大津絵・・・きりぎりす>

 ♪ きりぎりす 時節とて 虫売り 女衒(ぜげん)の手にかかり
    江戸町々をかごに乗り 売られて買われて 身も細る
     ほんに 思えば 苦の世界 きうり切られて 勤めの身
    親たちゃ 草葉の陰で泣く 思い切れ切れ きりぎりす
     屋敷では 軒に吊られて 泣き暮らす
      ままになるなら 飛んでゆきたや 草の宿



  
  女衒(ぜげん): 江戸時代の遊女専門の紹介斡旋人
  きうり(久離) : 永遠に縁を切る
  苦の世界   : 廓などに身を置く身
posted by 美きえ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

<上げ汐>

♪  上汐に 連れて漕ぎ出す数々の 舟は面舵 取り舵よ
     向こう鉢巻 片肌脱いで 気負いを競う 江戸っ子が
      月と花火に 浮かれつつ 急いで漕ぎ出す 川開き

    エエ〜スイカにまくわ瓜は ようごぁすかな 
        玉子や玉子 豆や枝豆


     東西 写し絵の儀は 手元を離れ 明かり先の
       芸当に ござりますれば お目まだるき所は 
         幾重にも ご容赦の程 乞い願い
      上げたてまつります 従いまして ここもと
        ご覧に入れまするは 江戸三景の一 
         両国は 川開きのてい・・
          とござい チョイト来なせ 
 
     エ〜押すな押すな 邪魔だ邪魔だ そ〜れ 上がったぞ
        玉屋と褒めてやろうじゃないかいな


posted by 美きえ at 10:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする